美容栄養｜札幌中央クリニック 美容外科・美容皮膚科

美容栄養とは、身体の内側から健康と美しさを支えるために必要な栄養素を、医学的に正しく補う考え方です。 肌・髪・爪・ホルモンバランス・免疫力・代謝は、すべて日々の栄養状態によって大きく左右されます。 外側からの治療だけでは届かない「細胞レベルのケア」を行えるのが、美容栄養の最大の強みです。

単純にサプリを摂るのではなく、不足している栄養を見極め、何をどのくらい補うかが大切です。血液検査や生活習慣をもとに栄養の過不足を評価し、 個々の状態に合わせた「オーダーメイドの美容栄養設計（サプリメントプラン）」が、外側の美容医療と相乗して最大の結果につながります。

肌老化を進める代表的な要因に「糖化」と「酸化」があります。 糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質や脂質と結びつき、AGEs（終末糖化産物）という老化物質をつくり出す現象で、コラーゲンの硬化や黄ぐすみ、たるみの原因になります。 一方の酸化は、紫外線やストレスなどによって活性酸素が増え、細胞やDNAがダメージを受ける状態で、シミ・しわ・炎症・くすみなど、あらゆる老化症状を引き起こします。 さらに糖化が進むと活性酸素も増えやすくなるため、糖化と酸化は互いに影響しあい、老化を加速させる“悪循環”をつくります。 これらを抑えるためには、ビタミンC・E、ポリフェノールなどの抗酸化成分や、カルノシン・αリポ酸といった抗糖化成分を適切に取り入れ、 炎症や酸化ストレスを減らすことが重要です。美容医療と併せて糖化・酸化対策を行うことで、治療効果の向上や持続、美肌・美白・エイジングケアの土台づくりにつながります。

栄養が満ちると、肌だけでなく“気分”にも変化が現れることが多くの研究で示されています。 脳の神経伝達物質（セロトニン・ドーパミン・GABAなど）はアミノ酸、ビタミンB群、鉄、亜鉛などからつくられるため、 これらが不足すると不安感や集中力の低下が起こりやすく、逆に十分に補われることで気分の安定や前向きさが保たれます。また、鉄欠乏やビタミンD不足は抑うつ傾向と強い関連があり、 オメガ3脂肪酸は気分改善に有効と報告されています。 栄養が整うことで自律神経や睡眠の質も改善し、炎症が減るため、心の回復力も高まります。 栄養は身体だけでなく“心の健康”を支える基盤であり、内側を整えることは美容医療の効果を高めるだけでなく、精神的な安定にもつながります。

美容栄養の実践には、身体の状態を正しく評価し、不足している栄養を的確に補うことが重要です。 当院では、血液データや生活習慣をもとに栄養状態を可視化し、内側から美しさと健康を育てるための最適なアプローチをご提供しています。 中心となるのが医療レベルのサプリメント補充と、日常で無理なく続けられる美容食のカスタマイズです。外側の美容医療と組み合わせることで、 治療効果の向上・持続、肌質の安定、心身の調子の改善といった、より深い変化につながります。

美容栄養では、体に不足している成分を補い、美しさの土台を整えることが欠かせません。 当院では、血液データを基にしたメディカルサプリメントに加え、肌をつくるたんぱく質・良質な脂質・ビタミンを効率よく摂る食事法を提案しています。 糖化・酸化を抑えながら「制限」ではなく「美味しく食べてキレイになる」ことを軸に、食べることでエイジングケアにつながるレシピや、 忙しい方でも無理なく続けられるアドバイスをご用意しています。
オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル資格を持つ医師が、美容効果を高める食事指導を行っています。