目の下が膨らみや頬との境目が凹んで溝になるために影が濃くなり「くま」となります。経結膜脱脂はたるみのない目元のふくらみ、くまに適応となります。また経結膜脱脂にヒアルロン酸注入を組み合わせた治療を行っています。
目の下のくま・たるみの進行
目の周囲は眼窩脂肪に囲まれています。眼窩脂肪に囲まれた眼球の下には支えとなる靭帯があり、この靭帯により眼球は下方に沈まないように支えられています。
眼窩脂肪が生まれつき多かったり、眼球を支える靭帯がゆるんで眼球が沈むことで脂肪が押し出されて表に出てきます。それが目の下の膨らみとなり、頬の境に溝ができて影となって目立つ状態になります。これがくまで一番多い影ぐまの状態です。また頬の脂肪の減少や下垂、皮膚のたるみがある場合はさらにくま、影が強くなります。
1.眼球を支えている靭帯がゆるむ。
2.眼球が下がる。
3.眼窩脂肪が眼球に押し出される。
4.目の下が膨らみクマとなる。
その他くまには、下まぶたの皮膚は元々薄いため、目の下の筋肉の色が透けて見えてしまう「紫ぐま」やメラニン色素の色素沈着による「茶ぐま」があります。
経結膜脱脂によるくま治療
経結膜脱脂は、まぶたの裏側（結膜側）から目の下の膨らみの原因となる眼窩脂肪を取り除いて脂肪を減量する治療です。また眼窩脂肪を包む、眼窩隔膜の補強（タイトニング）も同時に行います。経結膜脱脂は、皮膚を切らない、治療時間やダウンタイムが短いのが特徴です。
加齢による皮膚のたるみが生じている場合は、脂肪がなくなることでたるみによるしわが増えます。この場合は、たるみ切除が必要になります。
ヒアルロン酸との組み合わせ
目の下のふくらみと共に凹みや溝が深い場合は、残った凹みや溝が気になる場合があります。この場合、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などの注入治療が必要になります。
当院では主に経結膜脱脂とヒアルロン酸注入によるコンビネーション治療を行っています。利点はダウンタイムが短いこと、負担や抵抗感が少ないこと、下まぶたから頬にかけて滑らかな曲線を作れることなどがあります。
ヒアルロン酸には、目の下においては効果の持続期間が長いこと、注入量を確実にコントロールできること、脂肪より硬く持ち上げる力が強いこと、追加の治療がしやすいことがあります。
脂肪注入は基本的に行っていません。脂肪注入もきれいに生着すればよい治療でますが、依然として生着の不確実さがあり、生着不足の場合は再注入の必要があります。また過剰な生着やしこり・笑った時の盛り上がりなどは切除で対応しなくてならず、
せっかく切らない治療を行ったのに結局切る治療になることもあります。
また脂肪注入は高いコストがかかります。ヒアルロン酸が減ったとしても生涯でその費用分にあたるヒアルロン酸を目の下に注入することはありません。
ヒアルロン酸製剤の質も大きく向上しています。脂肪注入でなくてもヒアルロン酸注入で対応が可能です。
このような方におすすめ
- 目の下の膨らみが気になる
- 目の下に影ができる
- 目の下に溝はあまりない
- まぶたのたるみはないまたは軽度
施術について
| 治療時間 | 30～45分 |
|---|---|
| 麻酔 | 局所麻酔 |
| ダウン タイム |
2・3日～7日間の腫れ、内出血の可能性があります。 |
| 通院 | 通常通院の必要はりません。 |
| 洗顔・メイク | 当日から可能です。入浴は1週間は短時間で済ませてください。 |
| その他 | コンタクトレンズは1週間後から使用可能です。 |
料金表
| 経結膜脱脂 | 経結膜脱脂 | 330,000円 | |
|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸 1cc | ＋66,000円 | ||
| ベビーコラーゲン 1cc | ＋110,000円 | ||
- ※表示価格は税込価格です。
